パニック障害持ちでもPET/CT検査を3回乗り越えた話

 

 

 

先日、アメリカでの悪性リンパ腫の抗がん剤治療が終了し、
最後のPET検査に行ってきました。

英語で、“Scanxiety”という言葉がありますが
PETやCT検査を控えているときに不安感を抱くのは
めずらしいことではありません。

一般的にScanxietyは検査結果を心配して出てくる
不安感を指すことが多いようですが、
わたしの場合は「検査中にパニック発作がでたらどうしよう」
という気持ちからいつも検査数日前から不安におそわれます( ;  ; )

 

 

がん治療とPETスキャン

 

わたしは、悪性リンパ腫のホジキンリンパ腫と診断されて
治療が終わるまでに3回のPETスキャン検査を受けました。

 

アメリカでの治療だったので、
日本と違うところもあるかもしれませんが

1回目:抗がん剤治療開始前、
がんのステージ、腫瘍の大きさなどを判断
2回目:治療が約残り半分のところで
治療がどのくらい効いているか判断
3回目:全治療終了後、寛解かどうか判断

というかんじでした。

 

同じがん患者の知り合いは4回PETスキャンを
受けるようでしたので、人によって回数はちがうかもしれません!

 

初回のPETスキャンの経験

 

パニック障害のある人にとって、PETスキャンのような
閉鎖的な空間で長時間じっとしているという経験はとてもつらいものです。

 

はじめてのスキャンでは、どのくらいの検査時間になるのかや
どんな機械を使うのかなどまったく予想ができなかったので
とにかくやってみよう、という気持ちで検査を受けました。

 

以前にがんの検査の一貫でCTスキャンは受けたことがあったものの
肺と腹部それぞれを検査しただけで5分くらいで
終わるものだったのでその時は大丈夫でした。

 

でも、実際初めてPETスキャンを受けた時は
たかが16分だけど、されど16分がすごーく長く感じ、
途中でものすごい恐怖感と動いてしまったらどうしよう‥
というような考えと戦っていました。

 

深呼吸に集中しようとしても、その不安感が打ち勝ち、
死にそう、とまで思えてくるほどの恐怖感に襲われました。

 

それから次のPETスキャンがこわくて
仕方がなく思えてしまうように‥。

 

 

2回目のスキャン

 

2回目はこれではいけない、と思い
担当医(onchologist)に相談することにしました。

 

すると、「そんな思いで検査を受けていたなんて
大変だったわね‥お薬を出すわよ。
セラピストと話してみる?と言ってくださいました。」

 

セラピストに関しては、がん治療がはじまってから
わたしの地域にいる日本人のセラピストの方を探して
何度かすでにカウンセリングは受けていたので

そのことを説明すると、同じがんセンターの
精神科医を紹介してくれることになりました。

 

精神科医に見てもらう前に、がんの担当医から
少量のザナックスを処方してもらい、
2回目は安心してスキャンを迎えることになりました。

 

2回目の検査では薬を検査の30分前に飲むように
言われたので、一粒飲んでから検査にいどみました!

 

たしかに薬によって気持ちが少し落ち着いたように感じましたが
それでも検査中の恐怖感が完全になくなったわけではなく、
最終的には呼吸を意識することで乗り切りました、、、!

 

あとで精神科医の先生に薬があまり効かなかったことを話すと、
用量が少ないようだから2粒飲んでも大丈夫といわれました。
そして、精神科医の先生から見てもやはりメディテーションや
呼吸法は効果があるとおっしゃていました。

 

2回目で学んだのは、

  • 薬の量は自分の体調と相談しながら、
    先生のアドバイスのもと適当な量を服用する
  • 薬と呼吸法を組み合わせることで乗り切れる
    ということでした。

 

3回目のスキャン

 

3回目は、以前よりも薬の量を少しだけ増やしていどみました!
恐怖感と戦いながらも、すでに2回も検査を
乗り越えているという事実は自信につながりました。

 

10年間ほど色々な場面でパニック発作を経験していましたが、
今年に入るまで薬を服用したことがなかったので
薬を持っている、というだけでなんだか心強い気持ちになれました。

 

実際の検査では、薬のおかげでだいぶ落ち着くことができましたが
時々、ちいさな不安感の波がきて、そのたび呼吸に集中しました。

何か一点を見つめてみたり、視線を変えてみたりすることも
自分のなかでは効果的で、何度か来た不安の波を抑えることに成功しました。

 

薬を服用していると、心なしか検査の時間が短く感じ
最後にはもう終わったの?と思うほどでした。

 

 

パニック障害の人がPET検査を乗り越えるには

 

まず、PETスキャンの流れ、機械のようすなどは
事前に知っておくと安心かもしれません。

 

閉所恐怖症の方などもいますし、検査にあたって
不安を抱えるのはめずらしいことではないですから
お医者さんにわからない点や不安点は確認しておきましょう!

PETスキャンの場合は、MRI検査よりも検査時間が短く、
比較的閉塞感が少ないところは安心できる要素だと思います。

 

もしも検査中に不安の波が来たら
「呼吸に集中して30秒でも落ち着けばいい」
と気軽に考えて、それを続けてみましょう!

 

薬で最悪の自体は避けられる(途中で断念するなど)と思いますが
薬を服用したからといって完全に魔法のように
不安な気持ちが消えるわけではないと思います。

  • 自分なりの気をまぎらさす方法を探ること
  • たとえ不安の波が来ても、30秒だけでもいいから
    呼吸に集中する、というのを終わるまで続けていく

などが薬に加えて対策できることでしょうか。

 

わたしは検査の数日前から
20分くらいのメディテーションを、PET検査を
しているイメージで行うようにしました。

 

まだまだ自信を持ってパニック障害をコントロール
できているとはいえませんが、
極度の不安感や恐怖感におそわれても
なんとか乗り切ってきたことは自信につながっています。

 

PET検査中に極度の恐怖感におそわれ、
死にそうと思っても絶対にパニック発作で死ぬことはありません
むしろ、寝ているだけで病気の状況がわかる気楽な検査です。
予期不安に負けず、避けないで乗り越えていくことは大切です!

 

そして、一人で不安な気持ちは抱え込まずに
きちんとお医者さんに相談してくださいね。

 


 

 

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